(※委員会会議録と録画中継を追って継続審査中のやり取りなどを抜粋しましたが、抜けもあるかもしれません。各々、会議録等でご確認ください)
平成29年陳情第2号
http://www.city.mito.lg.jp/gikai/003414/3672/p016764_d/fil/H29-2seigantinjyo.pdf
平成29年 総務環境委員会 会議録
http://www.city.mito.lg.jp/gikai/003417/003429/p010039.html
平成29年6月23日 総務環境委員会
http://www.city.mito.lg.jp/gikai/003417/003429/p010039_d/fil/H290623.pdf
(※p.10~13)
○安藏委員長 それでは,内容につきまして御意見等がございましたら。
土田委員。
○土田委員 この陳情につきましては,ぜひ採択していただきたいと思います。
私たちも毎回本会議でも質問を続けていますが,東海第二原発,38年を超えて今年の秋39年です。原
子力規制法の40年にあと1年で,今言われている延長申請をしなければ,延長が通らなければ必然的に動かせない原発なんですが,原電としては延長する気満々,再稼働する気満々と見えます。
実は,私,田中議員と一緒にこの運転延長申請のための特別点検が始まる直前に東海第二発電所に説明を
聞きに行ったんですけれども,そのときにも申請するかどうかわからない,再稼働はまだわからないと言いながら,苦笑いしながら答えられていて,それからすぐ後に原電社長が延長したいという記事が出ました。
運転延長の特別点検というのは本当に劣化の点検だけで,それも原電がやって報告するというだけのもの
なんです,ということが行ってわかったんですけれども。東海第二原発は震災の前に延長に合格しているから,本当に手続的に出せば通せるんだというような自信も感じました。
市民の安全,本当に守るために,これほど老朽化した原発運転延長,認めないのは当たり前じゃないかと
思っております。ぜひとも水戸市議会としても東海第二原発の20年延長申請を行わない,延長を認めないという立場で市民の安全を守っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○安藏委員長 ほかございますか。
伊藤委員。
○伊藤委員 この陳情の中に書いてある平成24年度の陳情に対する,出したところは違いますけれども,趣旨採択については,これはここに残っているメンバーがまだいますので,同じような状況は変わらないというふうに思っています。
ただもう一つは,この平成24年度の趣旨採択の話がこれ出ているんだけれども,要するにこの原発をめ
ぐる論議の進め方というのは,今までこれ,その趣旨採択のところから考えても,基本的に進んでいる上でも下でもない,同じような状況なんですよ。
もう一つは,稼働するかどうかというには国の審査会のほうで40年から60年という論議はあるんです
が,これについては基本的に並行的に今審査中,そういうことだというふうに思っています。
それから代替エネルギーの話というのは太陽光も含めて風力,それから雪氷であるとか地熱とか,こうい
うこともあるんだけれども,現実にそれを並行して基本的に将来的に原発をなくしていきましょうと,こういう流れの今,論議だというふうに思っています。
それともう一つは,行政的には,東海村でいうと,前の村長さんがもう先頭切って旗振って,原発廃止と
いうことを言っておりましたけれども,今の現状は,現場は国の動向を見ながらということと,村民の考え方を聞きながら,前は村議会はある程度もう廃止の方向にあったんだけれども,今は現実には2分されているんですよ。雇用の問題とかさまざまな問題でいろんな形でそれぞれの自治体に事情があるんだと思うんだけれども,議会として例えば地方創生ということになれば,そこに基本的にはこちらの考え方を組み込むことはできないというのがまず前提です。
それと同時に先ほど申し上げたように,国のほうの論議,それから代替エネルギーの論議等踏まえて,今
現状,そういう背景のもとにこの原発の問題というのは行われているので,その推移を見ながら基本的にはまたこれから論議を深めていく。今日傍聴に出された方が来ていらっしゃるのはわかるんだけれども,そういう要するに環境的に背景が変わってきていないということも含めると,今後推移を見ることが大事なのかなと。
もう一つ,ここに書いてある今回の動燃,いわゆる機構の問題で,僕はもちろんこれもともと一時的に動
燃の被曝室にいた経緯がありますので,ちょっと発言させていただくと,その原発の廃止の問題とこの今回の内部被曝,外部被曝の問題については,別個に考えたらいいんですよ。これはあくまでも不注意なる事故というね。ただ,あくまでも原発があるからもちろん被曝とか,要するに外部被曝,内部被曝もちろんあるんだけれども,この稼働する,稼働しないというものとこの被曝の問題というのは,ちょっと距離を置いて考えたほうが,実際に僕はいいと思っています。
そういう面では,とにかくいろんなことを背景,それから今の国の状況,それからいろんな国民の声,そ
ういうものを勘案すると,一概に僕自身はもちろんこれ将来的に廃止するという方向で,だから趣旨採択にも賛同はしているんですが,今ここで結論ありきというこの考え方についてはちょっと違和感を感じるもんですから,土田委員からも採択という話はあったんだけれども,この委員会の中で,あと2年間ありますので,基本的にはその中で,考え方,それから論議を深める,こういうことが大事だと思いますので,継続ということでお願いできればありがたいと思います。
○安藏委員長 そのほかございますか。
〔「継続でお願いします」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 それでは,ただいま平成29年陳情第2号につきましては継続審査との御意見がございましたが,それでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 それでは御異議なしと認め,継続審査といたします。
本陳情につきましては,当委員会から議長に対しまして閉会中の継続審査の申し出をしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 御異議なしと認め,継続審査といたします。
以上で,陳情の審査を終わります。
平成29年7月10日 総務環境委員会
http://www.city.mito.lg.jp/gikai/003417/003429/p010039_d/fil/H290710.pdf
(p.14~15)
○安藏委員長 それでは,これより議事に入ります。
初めに,1番の陳情審査についてであります。
当委員会に付託され継続審査となっております平成29年陳情第2号につきましては,本日のところは引
き続き継続審査ということでいかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 御異議なしと認め,継続審査といたします。
以上で,陳情審査を終わります。
平成29年8月10日 総務環境委員会
http://www.city.mito.lg.jp/gikai/003417/003429/p010039_d/fil/H290810.pdf
(p.3)
○安藏委員長 それでは,これより議事に入ります。
初めに,陳情審査についてであります。
当委員会に付託され,継続審査となっております平成29年陳情第2号につきましては,本日のところは,引き続き継続審査としたいと思いますが,いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 それでは,御異議なしと認め,継続審査といたします。
以上で陳情審査を終わります。
平成29年8月23日 総務環境委員会
http://www.city.mito.lg.jp/gikai/003417/003429/p010039_d/fil/H290823.pdf
(p.3)
○安藏委員長 それでは,これより議事に入ります。
初めに,陳情審査についてであります。
当委員会に付託され,継続審査となっております平成29年陳情第2号 「運転開始から40年を超えた
東海第二原子力発電所の運転期間延長を行わないことを求める」意見書を提出することを求める陳情について,御意見等がございましたら,発言願います。
土田委員。
○土田委員 この陳情につきましては,東海第二原発の日本原電の延長申請期間が今月28日からの3カ月間ということになっていまして,それを進める動きがある中なので,やはり40年を超える古い原発をさらに20年動かすというのは,私もこの趣旨に賛同するので,ぜひ採択していただきたいと思います。
○安藏委員長 須田委員。
○須田委員 大変重要な問題だと思っています。県知事選でもそれが争点になるというような形になっていると思いますが,やはりそこの部分に関しては,余りにも極端なことが起こらず,極端なことじゃなくてきちんとした判断をしていかなきゃならないと思っています。そういう中では,今私たちの委員会のメンバーも全員そろってはいないところではありますし,もうちょっときちんとした判断ができる,全体でできるときまで,もうちょっと継続をしていただきたいと思っています。いかがでしょうか。
○安藏委員長 そのほかございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 それでは,本陳情につきましては,引き続き継続審査にしたいと思いますが,いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 御異議なしと認め,継続審査といたします。
なお,本陳情につきましては,当委員会から議長に対しまして閉会中継続審査の申し出を行うことになり
ますので,御了承を願います。
以上で,陳情審査を終わります。
平成29年10月11日 総務環境委員会
http://www.city.mito.lg.jp/gikai/003417/003429/p010039_d/fil/H291011.pdf
(p.3)
○安藏委員長
・・・・・
それでは,これより議事に入ります。
初めに,陳情審査についてであります。
当委員会で付託され,継続審査となっております平成29年陳情第2号につきましては,本日のところは
引き続き継続審査としたいと思いますが,いかがでしょうか。
土田委員,どうぞ。
○土田委員 すみません。こちらの運転から40年を超えた東海第二原発の延長の申請というのが,今もう期間が始まっていまして,11月28日までの期間で,早晩延長申請を原電がするつもりという状況にありまして,この東海第二原発,40年の老朽原発,これ延長しないということは本当に市民の願いでもあると思いまして,ぜひともこの陳情につきましては,東海第二原発の運転延長を認めないと,限定されたものでして,原発政策自体がどうこうという話でもないわけで,市民の安全のためにもぜひこの陳情を採択していただきたいと思います。
○安藏委員長 そのほかございますか。
それでは,引き続き継続審査とさせていただきます。
以上で,陳情審査を終わります。
平成29年11月10日 総務環境委員会
http://www.city.mito.lg.jp/gikai/003417/003429/p010039_d/fil/H291110.pdf
(p.3)
○安藏委員長 御苦労さまでございます。
定足数に達しておりますので,ただいまから総務環境委員会を開会いたします。
この際,去る10月27日に御逝去されました小室正己委員には,ここに謹んで御冥福をお祈り申し上げ,委員会として哀悼の意を表します。
それでは,これより議事に入ります。初めに,陳情審査についてであります。当委員会に付託されました継続審査となっております平成29年陳情第2号につきましては,本日のところは引き続き継続審査ということで,いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 御異議なしと認め,継続審査といたします。
以上で,陳情審査を終わります。
平成29年11月21日 総務環境委員会
http://www.city.mito.lg.jp/gikai/003417/003429/p010039_d/fil/H291121.pdf
(p.3~4)
○安藏委員長 それでは,これより議事に入ります。
初めに,陳情審査についてであります。
当委員会に付託され,継続審査となっております平成29年陳情第2号 「運転開始から40年を超えた
東海第二原子力発電所の運転期間延長を行わないことを求める」意見書を提出することを求める陳情につきまして,御意見等がございましたら,発言を願います。
土田委員。
○土田委員 本陳情書について,ぜひ採択をしていただきたいと思って意見を述べさせていただきます。
私たち日本共産党茨城県委員会で11月9日に日本原電にこの20年延長の申請をやめてほしいという要
請に行ったのですが,その際,私も参加しまして原電さんに幾つか質問をしたんですけれども,その前日に水戸市長を含む6市町村の首長懇談会のほうから,安全協定の拡大について再度の申し入れがあったんですが,それについてどう考えていらっしゃるのか,どう対応するのかというような質問に対しても,昨日いただいたばかりなので,これから考えますというみたいな答えだったりとか,あと安全対策のために,この先1,800億円ぐらいのお金がかかるということで安全審査をしているんだけれども,そのお金のやりくりはできているのかという質問にも,答えられないと。とにかく市民の安全よりも再稼働を目指して突っ走るという不誠実な姿勢,対応をされましたので,本当にこれは被災している原発ですし,来年で40年,古い原発,延長させるべきではないというこちらの陳情には,私も本当にそう思いますし,あともう一つ,この陳情事項で出ている再稼働についての問題でも,やはり周辺30キロメートル圏内に100万人が住んでいる特別な原発だということは皆さんも御存じのとおりで,古い原発を無理やり動かして何かあってからでは遅いと思います。それよりも,この水戸市を含めて,この周辺,陳情にあるとおりに,原発にかわるエネルギーで経済対策を逆に進めていくほうが未来の水戸市のためにも大事なことだと思うので,この陳情,本当に賛同できるものなので,私はぜひ採択していただきたいと思います。
○安藏委員長 そのほかございましたら。
須田委員。
○須田委員 この関連の請願,陳情に関しては,私は一貫して同じ立場でありまして,例えば完全にだめよと,正直言って土田委員が言うように安全対策がまだ十分じゃない状態で,これからもお金がかかる状態であるというのが現実だと思っています。そういう中で,完全にだめよという返事が出てしまうと,やはりそこのところは当然経済的な考え方とすれば,だめなものに対しての予算というのはどんどん減っていく。そうすると,万全な安全対策がしかれないんじゃないかという私は懸念をしています。安全対策に関しては確実にやったり,今ここで例えば廃炉というような運動も進んでいるかと思いますけれども,廃炉にしても,恐らく何十年かは必ず安全対策を進めない限りは絶対に安全じゃない,今廃炉にしたって20年ぐらいでしたっけ,土田委員。廃炉にしたって,すぐにはできないんですよね。そうすると,その間に安全対策費用が削られて,別の場所に行ってしまう。そこのところ,そっち側の稼働のほうにどんどん予算が回されるということは,私たちの身の安全を守れないという立場から,この意見に関しては両意見ともあるので,今のところ継続されるべきだと。これは前から私はそういうふうに主張していますので,継続でお願いしたいと思います。
○安藏委員長 そのほかございましたら,どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 それでは,本陳情につきましては,引き続き継続審査にしたいと思いますが,いかがでしょ
うか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安藏委員長 御異議なしと認め,継続審査といたします。
なお,本陳情につきましては,当委員会から議長に対しまして閉会中継続審査の申し出を行うことになり
ますので,御了承を願います。
以上で,陳情審査を終わります。
※公開されている会議録(総務環境委員会)はここまで(2018.5.14現在)。
以後を録画中継(平成30年総務環境委員会)で確認。
平成30年 総務環境委員会
平成30年1月20日 総務環境委員会
(00:25~50)
(※以下、録画中継から書き起こし(聞き書き)しましたが、正確な内容は後日公開される委員会会議録でご確認願います)
〇安藏委員長 はじめに陳情審査についてであります。当委員会に付託され、継続審査となっております平成29年陳情第2号につきましては、本日のところは引き続き継続審査ということでいかがでしょうか。
(「異議なし」)
〇安藏委員長 それではご異議なしと認め、継続審査といたします。以上で陳情審査を終わります。
平成30年2月9日 総務環境委員会(陳情は採決の結果、趣旨採択に。委員会から別に意見書案作成へ)
(00:24~06:08休憩/
休憩後00:00~01:30)
(※以下、録画中継から書き起こし(聞き書き)しましたが、正確な内容は後日公開される委員会会議録でご確認願います)
〇安藏委員長 はい、それではこれより議事に入ります。はじめに陳情審査についてであります。当委員会に付託され、継続審査となっております平成29年陳情第2号「「運転開始から40年を超えた東海第二原子力発電所の運転期間延長を行わないことを求める」意見書を提出することを求める陳情」につきましては、本日のところは引き続き。はい。土田委員、どうぞ。
〇土田委員 はい。この陳情第2号については、ぜひ採択をしていただきたいと思います。東海第二原発は今年秋に法定運転制限の40年を迎える古い原発であり、東日本大震災で被災している原発でもあります。周辺に100万人以上が住んでいて、とりわけ危険の高い原発。これをさらに延長して運転することは本当に市民の命を守れないことになるのではないかと考えます。それで、日本原電が今、県内で行っている安全対策についての説明会に先日行ってきました。で、報道されましたが、例えば、40年以上、データが間違っているのが今ごろ見つかったと。これは何なんですかというと、二つの図面が混在していて分からなくなっていたと。こういう基本的なところでなかなか信用できない会社だなというのを実感しました。ぜひともこの東海第二原発については運転延長を行わない意見書を採択をしていただきたいと思います。以上です。
〇安藏委員長 はい。その他ございましたら。はい、伊藤委員。
〇伊藤委員 これまでずっと、これが継続になっているということになって。今日は須田さんが欠席しておりますけれども、須田さんからもそんな風な意見があって継続になったという経緯があります。ただね、私どもも12月の代表質問で、新しい原発については建設は認めない、それから40年を経過するところの東海第二原発については再稼働については認めないという表明をさせていただきました(※注1)。ですから採決をすれば、採択ということになるんでしょうけれども、現時点で委員長、これ、委員会の陳情書のあり方についてなんだけれども、この同類の趣旨の陳情については過去に趣旨採択をした経緯があるんですよ。基本的に流れとしては、国の審査会の中でもやっぱり審議中だということもあってね、今、状況が大きく変わっているわけではないという判断をしているんだけれども、その中でやっぱり採決をするとすれば、もちろん土田さんおっしゃっているように、採決することは、これずっと継続にしておくわけにはいかないので、委員会の責任としては採決するということが前提なんでしょうけれども、今までの流れをくむと、やっぱり基本的にこの委員会の中では趣旨採択をしてほしいと思うんですよ。その上で、状況を皆さん方に聞くと東海第二原発については再稼働については、やっぱり市民の命、県民の命を守るうえで決して再稼働を許してはならないというのがほとんどの意見なんですよ。であるならば、この委員会として東海第二原発の再稼働に特化した意見書というのを正副委員長を中心にして、認めないという方向の意見書を改めて、案文を作りながらここできちっと我々の責任というのを明確にするということと、市民の命、それから財産を守るという議会としての姿勢というのを改めてきちっとした対応をしていきたいと、こういう風に思っているんです。ですから今日の段階では、須田さんおりませんけれども、やるとすれば趣旨採択にしていただいて、もうちょっと厳しい意見を付けた第二原発に対する意見書を我々としてあげていきたい。ま、こういうことでお諮りいただければありがたいと思っています。
〇安藏委員長 はい。福島委員。
〇福島委員 ですからあの、我々も第二、東海の再稼働は反対です。ならば総務委員会が決めることで趣旨採択をして、それよりも水戸市議会としてこれは議決すべきじゃないかという考えでありますので、この総務委員会の決定に基づいて議会のほうと調整をして決めていただきたいと思います。ま、どっちみち今日は須田委員もいないことだから次回開いて、議会として総務委員会の趣旨をね、対応してもらいたいと。
〇安藏委員長 はい。暫時休憩します。
〇安藏委員長 それでは休憩前に引き続き会議を開きます。それではお諮りをいたします。平成29年陳情第2号を採決することにしたいと思いますが、特にご異議ございませんか。はい。ご異議なしと認め、これより挙手によりまして採決をいたします。平成29年陳情第2号「「運転開始から40年を超えた東海第二原子力発電所の運転期間延長を行わないことを求める」意見書を提出することを求める陳情」につきましては趣旨採択とすることに賛成の方は挙手を願います。はい。賛成者多数です。総員挙手であります。よって平成29年陳情第2号は趣旨採択すべきものと決しました。本陳情につきましてはただいまのとおり、次の本会議に報告してまいりたいと思いますが、委員長報告書の作成につきましては正副委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」)
〇安藏委員長 はい。ご異議なしと認め、そのようにさせていただきます。以上で平成29年度陳情第2号についての審査を終了いたします。なお、委員会としての案文作成につきましては、後ほど正副委員長に一任させていただきたいと思います。
平成30年3月19日 総務環境委員会(総務環境委員会作成の意見書案が議会運営委員会へ提出されることが決まる)
(休憩後01:38~05:54)
(※以下、録画中継から書き起こし(聞き書き)しましたが、正確な内容は後日公開される委員会会議録でご確認願います)
〇安藏委員長 それでは次に、東海第二原子力発電所に関する意見書についてでございます。本件につきましては先の委員会におきまして平成29年陳情第2号「運転開始から40年を超えた東海第二原子力発電所の運転期間延長を行わないことを求める意見書を提出することを求める陳情」を趣旨採択したところでございます。その議論の中でこの陳情とは別に、東海第二原子力発電所に関する意見書を提出してはどうかという意見が出され、その案文の作成を正副委員長に一任いただいたものでございます。つきましては正副委員長で調整し、案文を作成いたしましたので、配付させていただきたいと思いますがいかがでしょうか。いいですか。はい、それでは事務局から配布させます。はい、それでは事務局から朗読を願います。
〇事務局 朗読いたします。
東海第二原子力発電所の住民理解のない再稼働を認めないことを求める意見書案
東海第二原子力発電所は国内初の大型原子力発電所として1978年11月に営業運転を開始し、東京電力と東北電力に売電をしてきたが、2011年3月に発生した東日本大震災による津波により、3台ある非常用電源のうち1台が止まり、現在、運転を停止しているところである。
政府は福島第一原子力発電所の事故の後、運転から40年を超えた原発は原則、廃炉とし、併せて原子力規制委員会の審査と地元自治体の同意が得られれば、一度に限り最長20年の運転延長ができるとした。そうした状況の中、昨年11月24日、東海第二原子力発電所の運営主体である日本原子力発電株式会社は原子力規制委員会に対し、運転延長申請を行ったところである。しかしながら、本市を含む14市町村が存在する緊急防護措置を準備する区域(UPZ)において、実効性の伴う広域避難計画の作成も十分とは言えず、現時点で住民理解が得られるものではない。そういう状況下、再稼働を前提とした運転延長を認めることはできない。よって、国、および茨城県においては、市民が安心して暮らし続けられる生活環境を維持するため、下記の事項について格段の取り組みを図るよう強く要望する。
記
1 住民理解のない再稼働については認めないこと。
2 原子力に依存しない社会への移行をめざし、代替可能エネルギーの確保と再生可能エネルギー等の新エネルギー導入促進をさらに進めること。
3 原子力防災情報伝達体制や避難道路等の整備を充足させ、緊急防護措置を準備する区域(UPZ)における実効性のある避難体制の確立を早急に完成させること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成30年3月
内閣総理大臣
総務大臣
文部科学大臣
経済産業大臣
環境大臣 宛て(各通)
内閣官房長官
衆参両院議長
茨城県知事
水戸市議会議長 村田 進洋
以上です。
〇安藏委員長 はい、それでは何かご意見等がございましたらご発言を願います。それでは東海第二原子力発電所に関する意見書につきましては、ただいまお配りしました案文のとおり議会運営委員会に提出してまいりたいと思いますがいかがでしょうか。はい。それでは明日の議会運営委員会にただいまお示しをした案文のとおり提出してまいります。
(※注1)平成30年2月9日伊藤委員の発言
→平成29年12月定例会(第4回)伊藤議員の代表質問参照。
(伊藤充朗議員代表質問 抜粋)
まず初めに,東海第二原子力発電所についてお伺いいたします。
質問に入る前に,私ども公明党水戸市議会としての原子力施設への考え方について明確にしておきたいというふうに思います。
私どもは,今後とも新たな原子力施設の建設については認めない。さらに,40年の稼働年数に至る東海第二原発の再稼働には反対する。このことを明確にしておきたいというふうに思います。
市長は水戸市第6次総合計画において,災害に強いまちづくりプロジェクトを重点施策の一つとして位置づけ,市民が安全で安心できる基盤づくりのため,各種対策を着実に進められていると受けとめております。引き続き,あらゆる状況に備え,危機管理・防災体制を一層強化,推進されております。東日本大震災による福島第一原発の事故を目の当たりにし,いまだ原発事故の収束も見えず,避難者の対応など被災地,被災者の復興も収束できない状況が続いている状況であり,東海第二原発の再稼働を初めとする原子力施設の安全性については市民にとっても重大な関心事であり,その結果によっては水戸市にとっても大きな影響を与えることから,喫緊の重要な課題と受けとめております。
東海第二発電所については,平成26年5月に事業者である日本原電が東海第二発電所の安全審査申請を原子力規制委員会に提出し,現在も審査中であります。そして,去る11月24日には運転期間延長の申請を同委員会に提出したところであります。また,安全協定の見直しについては,高橋市長を初めとする周辺自治体の首長が一体となって,再稼働に関する事前了解の権限の確保,そして事業者の安全対策に物申せる環境を整えるため活動されてきたことが実を結ぶ方向であるとの報道もされております。
原子力の事故は二度と起こしてはならないことが前提であり,東海第二発電所については再稼働する,しないにかかわらず,使用済み核燃料が存在することから,危機管理意識の徹底と万全の安全対策を講じる必要性があります。日本原電は原子力所在地域首長懇談会の申し入れに対し,去る11月22日に茨城県と東海村に認められている事前了解の権限を,実質的に水戸市を初めとする周辺5市にも広げると回答したとうかがっております。しかしながら,その内容の詳細についてはいまだ明らかにされておりません。回答の内容と今後のスケジュール,さらに回答に対する市長の見解について,まずお伺いをいたします。
また,延長申請が提出されたことに対する市長としての見解と市民の皆様への説明をどのようにされていくのかあわせてお伺いをいたします。
さらに,今後の対応として,最終的な決定については市長の判断に委ねられるところと考えますが,27万市民の命にかかわる重要な問題であり,市長は,権限を持つことは責任もふえていく,そして権限を行使するためには適切な判断能力を持つことが必要になると述べられたとうかがっております。その意味で,新安全協定の判断には,高度な知識と適切な判断が求められる課題であることから,専門性を持つ,また市民の率直な意見を聞くことのできる有識者会議の設置を強く求めたいと思いますが,見解をお伺いするものであります。
(高橋靖市長答弁 抜粋)
◎市長(高橋靖君) 公明党水戸市議会を代表されましての伊藤議員の御質問にお答えいたします。
初めに,政治姿勢のうち,東海第二原子力発電所についてでありますが,平成23年に発生した福島第一原子力発電所の事故は,広範囲に放射性物質が飛散し,半径20キロメートルを超える範囲の住民に避難指示が発令されました。その教訓を踏まえれば,東海第二発電所の安全対策については,立地自治体である東海村だけではなく,発電所から一定の距離に位置する自治体を所在地域と捉え,連携した安全対策に取り組んでいく必要性がございます。そのため,発電所周辺の6自治体で原子力所在地域首長懇談会を立ち上げ,日本原電に対し,発電所の再稼働に対する事前了解の権限拡大を初めとする事項について,安全協定を見直すよう平成24年7月以降繰り返し要請をしてきたところでございます。
その最終的な回答が,先月開催された原子力所在地域首長懇談会において日本原電から示され,私たちの要請が基本的に認められたところであります。具体的には,日本原電が再稼働の判断をした際には6市村それぞれが事前協議を求めることができ,全ての首長が納得するまでその協議を継続すること,そして6市村全てが現行の安全協定と同様の権限となる実質的な事前了解の権限を得ることについて,新たな協定として締結することが示されました。新たな安全協定の締結時期については,今後協定書の文言等の精査を行い,年度内を目途に締結することを日本原電と申し合わせたところであり,市民の安心,安全の確保に向け,5年以上にわたって求めてきた安全協定見直しの実現までにあと一歩であると実感をいたしております。また一方では,身の引き締まる思いでもございます。権限を得ることは,その分責任も増すということでございます。
今後,原子力の専門的知見を有する学識経験者,医学的知見から御助言をいただける医療関係団体の方々,さらには市民の代表者の方等において,発電所の施設,設備の安全性の評価などを協議するための組織づくりを進めていくとともに,庁内においても体制を強化し,広域避難計画の策定を初めとする本市の原子力安全対策について一層の充実を図ってまいります。また,私が座長を務めております東海第二発電所安全対策首長会議においても,安全協定の見直しについて要求をしているところであり,今後とも要求事項の達成に向け,しっかりと座長として責任を果たしてまいります。
次に,運転期間延長申請についてお答えをいたします。
日本原電は,先月,原子力規制委員会に東海第二発電所の運転期間の延長に関する申請を行いました。私は,この申請は,日本原電が東海第二発電所の経年劣化の状況に係る施設,設備の安全性について国の審査を受けるものであり,安全審査に加えて法令で定められた事務手続の一つであると認識をいたしておりますが,市民目線で考えれば,延長申請は発電所の今後に係る重要な事項でもございます。そのため,原子力所在地域首長懇談会においては,今回の延長申請が再稼働とは直結しないことを日本原電と確約するとともに,市民に対ししっかりと説明するよう求めたところであります。
再稼働の議論については,今回の申請とは別次元の話であり,原子力規制委員会の新規制基準に適合することはもちろんのこと,安全協定の見直し,そして全ての市民の安全な避難に向けた実効性のある広域避難計画が策定されない限りはあり得ないものであります。その上で,多くの市民の声を十分考慮しながら,自分たちのまちは自分たちで守るという観点から厳しく判断をしてまいりたいと考えております。
※再質問なし。
※議会運営委員会については委員会中継、録画中継、会議録が市議会HPに見当たらず。
◎平成30年4月10日総務環境委員会は安全協定について委員と市の執行部との質疑応答あり。余裕があれば書き起こすかもしれませんが、市民の皆さまはまず、録画中継をご覧ください。